【体験談】フランス10年ビザ ③受け取り
ごきげんよう☺︎
先日、念願の!フランス10年ビザを無事に受け取りました!!
ま、受け取りだけだったので、特筆することはないのですが。
こちら↓の完結編としてお話しますね。
フランス10年ビザ ①申請
フランス10年ビザ ②受け取りのための予約方法
参考になれば嬉しいです☺︎
1. ビザ受け取りのための必要書類
フランスのレジデント・カード(Carte de résident)、通称「10年ビザ」の受け取りに必要な書類です。
今回はできあがったものを受け取るだけですので、すごくシンプルです。
◆ 召喚状(Convovation)
予約を取るとPDFで作成されます。データ保存して、当日スマホ画面で見せる方法もあるかもしれませんが、印刷して持って行った方が断然!スムーズです。
◆ レセピセ = 仮許可証(Récépissé)
基本的にみなさん、ビザ申請のときにレセピセを受け取っていると思いますが、もしも滞在許可証を(も)お持ちの場合は、現行の滞在許可証(も)です。
◆ 収入印紙(timbres)の支払い証明書
財務省のサイトから購入できます。2021年4月現在、10年ビザの発行費は225€でした。
2つ目の章で購入の方法も解説しますね(すっごく簡単ですけど)。
◆ パスポート
本人確認に必須、言うまでもないですよね。実はわたし、忘れたんです……。結果的には運も味方して大丈夫だったのですが、恐ろしく間抜けです。
ただですね、おかげさまで新しい気付きがあったので、3つ目の章でつぶやかせて下さい。
2. ビザ更新費の支払:収入印紙の買い方
以前はわざわざtabac(キオスク)に行って購入しないといけなく面倒でしたが、2017年よりオンラインで電子の収入印紙を購入できるようになりました。
一瞬で完了するので本当に便利。確定申告もそうですけど、お金を徴収するためのシステム(だけ)はフランス良くできていますよね~。
金額はビザの種類によって異なります。ビザ発給が完了するとSMSでお知らせが届くのですが、そちらに書かれているので、自分で確認できなくても大丈夫です。
わたしは疑い深いので一応ネットで調べましたが、ちゃんと金額一致しました。
とっても簡単で迷うことはないと思いますが、いちおう手順を書き残しておきますね。
フランス収入印紙の購入手順
① 財務省のこちらのサイトを開く
https://timbres.impots.gouv.fr/
② Acheter un timbre électronique の Débuter l’achat をクリック

③ Titre pour étrangers(外国人用の許可証)をクリック

④ 金額を入力して Valider をクリック

⑤ Ajouter au panier をクリック

⑥ メールアドレス、または電話番号を入力し、Valider le panier をクリック

⑦ 決済画面に進む

⑧ 支払いが済むと、手続き完了画面が表示されます。Télécharger les documents から支払い証明書をダウンロードします。先の⑥でメールアドレスを入力していると、メールでも支払い証明書が届きます。印刷して当日持参しましょう。
3. おまけ:近未来の本人確認
最後におまけ。ちょっとワクワクしたことがあったので、お話しますね。
ビザ取得のための有益な情報はありませんので、お忙しい方は呼び飛ばしてくださいね。
3-1 パスポート忘れた
実はわたし、本人確認に必須のパスポートを忘れまして。受付に並んでいるときに気が付いて「うわっ絶対出直しだー!予約とるの大変だったのにー!!」と膝から崩れ落ちそうでした。
受付のおばちゃんに伝えると、用紙に「要指紋認証」と大きく書かれ、中に通されました。え、大丈夫なの???
自分の番号が呼ばれ窓口に行き、パスポートを忘れたことを窓口のお姉さんに伝えると。
ニヤ~と笑って「パリ市内に住んでるなら1時間で戻ってこれますよね。家に取りに帰ってください」と言ったあと、時計を見て。
16時45分
(あ、定時17時が近づいてる!面倒はさけて早く帰りたい!!)
「今回だけですよ。指紋認証で本人確認します」と気分を変えてくれ、突っ込みどころ満載ではありますが、救われました。
毎回ビザの申請をするとき指紋を取ります。滞在許可証はクレジットカードのような形状で、ICチップが埋め込まれているのですが、そのICチップに指紋情報も記録されているのですね。考えたこともありませんでした。
カードリーダーに滞在許可証をかざし、ガラス板に指を押し当て指紋をスキャンすると、無事に緑のランプが灯り、本人と認められました。
ビザの申請と受け取りは、2回とも本人の出頭が必要です。代理人による手配は認められていません。ですので本人確認が重要になりますが、パスポートて提示って顔が似てたら(欧米人にはアジア人の顔がみな同じに見える)他人がなりすますことも可能です。指紋認証だと不正できず、優れたシステムだなぁと感動しました、というお話でした。
3-2 生体認証による本人確認が進んでほしい
指紋だったり、顔だったり、目のしわ(虹彩と呼ぶらしい)による生体認証の技術がどんどん進んでいます。
パスポートに限らず、運転免許証やクレジットカードなど、物体として管理するのって、紛失や盗難のリスクがあり怖いなぁと常々思っていました。海外に住むと、携帯品はスリやひったくりのリスクと隣り合わせですし、家に置いている貴重品は空き巣が心配で、そういう思考になります。
メリット・デメリットあるのでしょうが、本人確認が生体認証で行われると、盗難の心配が減るし、不正も減るし、平和で良いな~と思っています。
4. 10年ビザ取得のまとめ
これから申請される方は、何にどれくらい時間がかかるか気になると思いますので、時系列にまとめておきます。
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状況:現行ビザは4年有効のSalarié滞在許可証で、2021年2月15日に期限を迎える
2020年11月15
予約サイトにアクセス ➔ 2月11日の予約が取れた
2021年2月11日
警視庁で10年ビザの申請 ➔ 6か月有効のレセピセ(仮許可書)をもらう
2021年3月15日
「ビザが発給されたので予約の上取りに来てください」というSMSが届く
2021年3月29日
いろいろあり予約取るのに時間浪費 ➔ 4月26日の予約が取れた
2021年4月26日
無事に受け取り!!
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細かいゴタゴタはありましたが、振り返るとかなり順調ですね。
何度もビザの更新手続きをしてきましたが、パリ警視庁での更新は毎回スムーズです。
10年ビザの申請条件・必要書類については、こちら↓から確認できます。
フランス10年ビザ ①申請
フランス10年ビザ ②受け取りのための予約方法
【体験談】フランス10年ビザの記事、3部作と長くなりました。
一例ではありますが実際の体験談ですので、どなたかのお役に立てば嬉しいです。
ごきげんよう☺︎
“【体験談】フランス10年ビザ ③受け取り” に対して1件のコメントがあります。